ABM（AccountBasedMarketing）というのは、BtoB企業において用いられることの多いマーケティング戦略の一つで、アカウントベースでターゲットとなるクライアントにアプローチするというものです。このABM（AccountBasedMarketing）には様々なメリットがあるのですが、その中でも特に知っておきたいのが、企業データベースを活用した顧客開拓が効率的に行えるようになるという点です。システムを使って既に成果を上げている事例を有効活用することによって、新たな顧客からの関心を集めやすくすることができるのです。それに加えて、顧客情報を企業単位で把握することによって、顧客のニーズを見つけやすいというのも、ABM（AccountBasedMarketing）のメリットであると言えるでしょう。

一方、ABM（AccountBasedMarketing）は、強気の販売戦略などでクライアントにアプローチすることによって売上の最大化を目指すことを基本とするものであるため、そのようなアプローチが適さないような顧客については思うような効果が得られないという点に注意しなければなりません。また、ABM（AccountBasedMarketing）が適用可能なのは、大企業かそれに準ずる企業に限られるという点も頭に入れておく必要があります。というのも、この手法は特定の企業に集中的にアプローチするもので、一つの企業からの売上に相当な規模が求められるからです。